報道機関向けの事前公開はいきなり音楽会の様相に
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ソニー・グループの役員が次々と講演
ソニー・グループの役員が次々と講演
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 ソニー・グループは,2007 International CESの出展内容に関する報道機関向け事前公開の場で,2006年11月に発売したソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のゲーム機「プレイステーション 3」の出荷台数が米国市場で100万台に達したと発表した。「(同グループが2006年5月にE3で発表した)2007年3月末までに全世界で600万台を出荷するという目標に向かっている」(同グループ)。発売当初,生産の遅れが伝えられ,販売見込みの達成は困難との見方もあった中,実は順調な滑り出しであることをアピールした。

 米国でPS3の出荷台数が順調に伸びているのは,「年末商戦が大好評だった」(ソニー・グループ)だったためであるという。米Sony Electronics社も年末商戦は「昨年に対して2ケタの売り上げ増を見込める」(同社)という。

 また,「PS3を100万台出荷したという事実は,Blu-ray Discプレーヤーが既に100万台出回っているということでもある」(同グループ)として,競争相手のHD DVD陣営に対する優位性を訴えた。

 ソニー・グループは今回のCESで,「Sony United」という方針の下,グループ各社が1カ所のブースに集結して展示を行う構えである。